コラム

【2025新卒入社の本音調査3】退職代行へのとらえ方

#組織改革

エンゲージメント向上が重要視される中で、なかなかうまく実施できない企業もありますが、どのようにすればエンゲージメントが高い職場を作れるのかを、まとめてみたいと思います。

以前お客様から、以下のような相談を受けたことがあります。

エンゲージメント向上のために幹部社員が1年間活動してきた結果、幹部社員がエンゲージメント向上活動をしているかというスコアは22ポイントあがったが、社員のエンゲージメントスコアは1ポイント下がった

エンゲージメント向上が重要視される中で、なかなかうまく実施できない企業もありますが、どのようにすればエンゲージメントが高い職場を作れるのかを、まとめてみたいと思います。

エンゲージメントが高い職場を具体化する

“エンゲージメント”という言葉が曖昧であり、人によって解釈が違ったりします。
また、その解釈の違いが具体的な施策につながりにくかったりします。

推せる職場ラボでは、エンゲージメントが高い職場を、「働きやすさ」だけでなく「働きがい」があり、かつ人に推し(推薦・紹介)たくなる職場と具体化し、”推せる職場”と定義しております。

また、この「働きがい」は、達成感との関連性が強く、半数程度の力の発揮で「達成感」や「働きがい」は感じられにくいものであり、成果に向けて、強みを活かして前のめりに力が引き出される状態を指していると捉えています。

このように、具体化すると打ち手が見えやすくなるものです。

優しすぎる職場に要注意

残業時間やハラスメントに関連した法律の改定に伴い、この10年間で、職場環境が変わった企業は多くあると思います。
一方で「働きやすさ」は増したが、「働きがい」は感じにくい「優しすぎる職場」が増えているともよく言われます。

職場は、成果を出して業績を上げることが重要ですが、優しすぎる職場だと、業績が上がりにくかったり、メンバーが成長しづらかったりし、その点に嘆く経営者や人事責任者と会うことが多いです。

ステップで見てみると、過重労働やハラスメントがあり、所謂ブラックと揶揄されるような職場を我々は「残念な職場」と定義しています。

そこから法改正対応等で、過重労働やハラスメントが減り、働きやすさが増すステップとなります。

一方で、限られた時間で、かつハラスメントを恐れることで、成長や貢献実感を得られるようなストレッチ体験ができずに働きがいが得られていない状態、すなわち「優しすぎる職場」になってしまう企業が多く見られます。

その制約条件の中で、成長実感や職場への貢献実感が得られる状態を作ることが、「働きがい」がある”推せる職場”につながります。

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